さよならbyebye……TVアニメ『幽☆遊☆白書』エンディング:馬渡松子
1992年10月から1995年1月にかけてフジテレビ系列で放送された『幽☆遊☆白書』と、エンディング曲の『さよならbyebye』のご紹介です。
1990年代前半の週刊少年ジャンプで絶大な人気を誇った冨樫義博の同名漫画が原作です。
主人公の不良少年・浦飯幽助は、子供を助けようとして事故に遭い死んでしまいます。
しかし、それは予定外の死であったため、奇跡的に蘇ることができることになりました。
その結果、幽助は霊界探偵として働くことになり、妖怪たちが巻き起こす犯罪に関わるようになります。
強力な妖怪たちを撃破したことで、裏社会から目を付けられ、暗黒武術会というトーナメントに参加したり、人間界の全てを破滅に導く魔界との穴を巡る攻防戦に巻き込まれていきます。
『幽遊白書』の基本的なストーリーは週刊少年ジャンプ的な、強い敵が出て来て主人公の幽助が仲間たちと力を合わせながらこれを倒していくというものでしたが、魔界の穴を巡る攻防戦では異能力バトルによる知能戦の様相もあり、そういった意味では異時代を先取した感がありました。
また、敵である仙水が何故全ての人間を殺さなければならないという考えに至ったかというバックボーンも丁寧に描かれており、ただ敵イコール悪という勧善懲悪のストーリーからも逸れていたように思います。
原作では度々エグく残酷な描写もありましたが、アニメでは結構マイルドにな描写になっており、対象である子供にむけてマイルドになっており、また原作の最初期と最終数話で挿入された日常を舞台にした話がほぼカットされており、原作に比較的忠実に制作されたアニメでしたが受ける印象はかなり違っていました。
馬渡松子が歌う『さよならbyebye』は『幽☆遊☆白書』の2代目エンディングで起用されました。
アニメの30話から59話――暗黒武術トーナメントが始まった頃から、トーナメント最大の敵である戸愚呂弟の戦いの前あたりで使われていた曲です。
馬渡松子は全112話でオープニングで使われた『微笑みの爆弾』や初代エンディングの『ホームワークが終わらない』など『幽☆遊☆白書』の忘れられない数々のテーマソングを歌っています。
その中でも『さよならbyebye』が一番好きでした。
『幽☆遊☆白書』のエンディングは哀愁漂う曲ばかりで、なんだか現実離れした物語が終わって、現実に引き返されていたような印象が残っています。
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