アンパンマンのマーチ……TVアニメ『それゆけ! アンパンマン』オープニング:ドリーミング



2013年10月13日に『アンパンマン』の作者のやなせたかし先生が逝去されました。

1969年に原型としてのアンパンマンが登場した時は、空腹の人にパンを配るというコンセプトは同じながら、普通の人間の姿で描かれていたそうですが、1973年にそれを発展させ、頭部があんぱんのキャラクターとしての絵本『あんぱんまん』が生まれたそうです。
最初はひらがなだったんですね。
1975年には絵本『それいけ!アンパンマン』が出版されました。
最初は、内容の難解さから出版社サイドからも、幼児教育の関係者からも酷評されたそうですが、すぐに人気作となり、注文が殺到するようになったそうです。
何かの番組で、最初はボロクソに言っていた編集者が、手のひらを返して絶賛した様子を語っていたような記憶があります。

日本テレビでのアニメの放送は1988年10月からでした。
それから30年近く放送され、登場したキャラクターは2000近く。
いまでも世代が移り変わっても年少のファンから絶大な支持を得て、放送は続いています。

「何のために生きるのか」というのがこの作品のテーマであり、正しく生きる――すなわち正義とは何か、というところまで掘り下げた深い作品であると感じます。
従軍経験をもとに戦いの中の正義がいかに信用のできないものかを痛感したやなせたかし先生が辿り着いた正義とは、「ひもじい者に食べ物を与えること」だったのだとか。

  

やなせたかし先生が作詞をした『アンパンマンのマーチ』は1988年10月の放送から双子デュオのドリーミングによって歌われ、その後も歌い手は引き継がれながらも、『それいけ!アンパンマン』のオープニングでもあり続けています。
その曲の内容が、子供向けアニメの歌詞とは思えないほど深い――とよく言われます。
そして、大人になって、歌詞を裏読みするようになってくると、印象も異なってくるように思います。
高校生の頃に聞いた時は、深い深いと言われていても、ウルトラマンやウルトセブンの曲みたいに「僕たちの代わりに僕たちの盾になって戦え」と言っているだけじゃないか……と思ったものでした。
ヒーローに孤独な戦いをけしかける無責任な弱者の歌のように感じたのです。
今聞くと、これはただ孤独なヒーローの曲でもないような気がします。
生前、やなせたかし先生は、「正義という言葉に込めたい思いは、この詞の中にある」と語ったのだとか。
そこに込められた普遍的な思いがあるからこそ、今でも歌い継がれているのでしょう。
なお、この曲が特攻隊で戦死した弟に向けて捧げられた曲であるとまことしやかに語られることがありますが、それについてはご自身が明確に否定しておられます。
ただ、この詩の中に出てくる“正義”は特攻隊にも通じるものがあるように感じます。


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アンパンマンのマーチ - ドリーミング(iTunes)
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SHIN

Author:SHIN
鳥取県東部の田舎町在住の37歳。

この年齢になったせいか中高生の頃に聞いていたような古いアニメソングばかり聞いているような気がします。
若かりし頃、こんな曲もあったな――と古い記憶を呼び起こしながら書いております。
拙いブログですが、お付き合いいただければ幸いです。

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