CAT'S EYE……TVアニメ『キャッツ・アイ』オープニング:杏里
1983年から1985年にかけて2期にわたり日本テレビ系列で放送された『キャッツ・アイ』と、オープニングで使用された杏里さんの歌う『CAT'S EYE』のご紹介。
『キャッツ・アイ』は1981年から1984年に週刊少年ジャンプで連載された北条司先生の連載デビュー作であり出世作でもあります。
名画ばかりを狙い有名画廊や美術館ばかりを狙う怪盗キャッツ・アイ。
犯行予告をして盗みに入る大胆不敵な手口の怪盗を相手に、警察はレオタードに身を包んだ女性3人組ということしか分かっていませんでした。
幾度となく出し抜かれ、喫茶「キャッツ・アイ」で恋人の瞳相手に愚痴をこぼす刑事の俊夫。
キャッツ・アイは、瞳の姉の泪、妹の愛の3人で経営している店でしたが、実はこの3人こそが怪盗キャッツ・アイだったのでした。
彼女らは、ある目的のために動いていました。
1983年7月から1984年3月まで第1期が、1984年10月から1985年7月まで第2期がそれぞれ放送されました。
一応の全編を通じての目的はあるのですが、基本的には1話完結でストーリーは進んでいきます。
自分はリアルタイムで見られた世代ではなく、小学校高学年くらいの頃に再放送で見たものでしたが、途中からストーリーがパターン化していったような印象がありました。
1話完結を何十話も続けたらそうなるかなぁ……とは思うのですが、今見返したら印象違うのかもしれません。
第1期のオープニングで使用されたのが杏里さんの歌う『CAT'S EYE』でした。
杏里さんは1978年にデビュー曲の『オリビアを聞きながら』が高い評価を得ましたが、その後数年間はヒット曲に恵まれず、アイドルタレントのような活動をしていました。
1982年の花王のCMソング『思いきりアメリカン』のヒットをきっかけに、アーティストへの活動をシフトしていました。
そんな1983年8月に日本テレビからの依頼を受け、『CAT'S EYE』を歌うことになるのですが、当時はアニメソングが専門のアニソン歌手が歌う、歌謡曲としては1段も2段も下の存在と見られていた時代。
アニメの曲を歌うことになった杏里さんは、当時は嫌悪をしており、軽んじられたと相当に悔しい思いをしたそうです。
しかし、『CAT'S EYE』はオリコン1位を獲得し、130万枚を超える大ヒットとなり、この年の売り上げ6位、翌年のセンバツの入場曲に使われるなど、杏里さんの代表曲として数えられると同時に、アにソンの地位向上に寄与した曲としても記憶されることとなりました。
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CAT'S EYE - 杏里(iTuens)
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