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荒廃地……TVアニメ『GOD EATER』エンディング:naomi





2015年7月より9月まで1話から9話が、2016年3月に10話から13話が放送された『GOD EATER』と、エンディングの『荒廃地』のご紹介です。
2010年2月にPlayStation Portable用ソフトとしてバンダイナムコゲームズから発売され大ヒットし、シリーズ化された『GOD EATER』シリーズの5周年を記念して制作されたTVアニメです。

非常に気合の入った、実存感とクリア感を際立たせた作画表現は、好みはあれど一見の出来です。
しかし、1クールのアニメに総集編が3回も入ってしまい、「メテオライト編」と銘打たれた10話から最終話が、半年も先の放送になってしまったのは、作画があまりにも膨大な作業量で、かつ難易度のたかい作業となったせいでもあったのでしょう。

ストーリーの舞台となるのは2070年ごろの極東。
2050年代の突如出現した「アラガミ」と呼ばれる、あらゆるものを捕食する凶暴な生命体。
これまでの兵器は一切通用せず、人類は一方的に狩られ、その生息域を削られていきます。
今は「アラガミ」の持つオラクル細胞を埋め込んだ「神機」と、それを操り「アラガミ」と戦う特殊部隊「ゴッド・イーター」のみが人類にとっての希望となっています。
主人公、空木レンカが、すべてのアラガミを倒すという決意を胸に、新たな「ゴッド・イーター」となるためにフェンリル極東支部へやってきます。
アラガミへの怒りや、人を救いたいという強い使命感を持ってアラガミと向き合うレンカは、「ゴッド・イーター」として上官の雨宮リンドウや、先輩のソーマ、サクヤ、同期のコウタ、ロシアから来た新人で新型神機使いのアリサらとともに、「アラガミ」との苛烈な戦いと、過酷な現実に立ち向かっていきます。

シリーズ5周年の記念と同時に、ゲームの販促を目的にしたアニメだったため、ストーリーはGOD EATERの第1作をベースに、オリジナルキャラクターの空木レンカを狂言回しに主要キャラたちを描いたエピソードが展開されます。
同時に、主人公のレンカのアラガミから人を救いたいという意思の背景や神機を失ってもアラガミに抗い続ける姿などが描かれ、ゲームではなかなか描けなかった力無き人々から見たアラガミに蹂躙される世界への絶望と希望が描かれています。

 

『GOD EATER』のエンディングで使用されたのが、シンガーソングライターの皆谷尚美がnaomi名義で歌った『荒廃地』でした。
10話のラストで描かれたレンカと、血の繋がらない姉のイロハとの凄惨な別れに合わせて流れるこの曲が、イロハのレンカへの想いとうまくリンクしていて、「いつか未来の果てでまた巡り合えることを」願い涙腺を緩めます。
最初はいい曲以上の印象はなかったのですが、このシーンで使われた結果、数あるアニソンの名曲の中でも、屈指の良曲となったと思っています。


TVアニメ「GOD EATER」オリジナルサウンドトラック(iTunes)




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プロフィール

SHIN

Author:SHIN
鳥取県東部の田舎町在住の40歳。

この年齢になったせいか中高生の頃に聞いていたような古いアニメソングばかり聞いているような気がします。
若かりし頃、こんな曲もあったな――と古い記憶を呼び起こしながら書いております。
拙いブログですが、お付き合いいただければ幸いです。

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