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ひとりじゃない……TVアニメ『ドラゴンボールGT』エンディング:DEEN



1996年2月から1997年11月にかけてフジテレビ系列で放送された『ドラゴンボールGT』と、エンディングの『ひとりじゃない』のご紹介です。
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』のアニメ化作品である『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』の続編で、アニメオリジナルのストーリーが展開されました。

物語は原作と『ドラゴンボールZ』の最終話から5年後を舞台にしています。
主人公の孫悟空が、前作の最後に出会い、鍛えていたウーブとの修行をいったん終えた日。
かつて悟空たちとドラゴンボールの争奪戦を繰り広げたピラフ一味が神様の神殿にやってきます。
地上にあるドラゴンボールより強力な黒い究極のドラゴンボールを求めてきたもので巨大な神龍を呼び出しましたが、悟空に見つかってしまいます。
悟空に怒りをぶつけるピラフの発言を願いだと勘違いした神龍は、悟空を幼少の姿に変えると、宇宙へと散らばっていってしまいます。
究極のドラゴンボールは1年以内に集めて同じ場所に安置しなければ地球が滅んでしまうということを知った悟空は、孫のパンやライバルであるベジータの息子のトランクスとともに宇宙を巡る壮大な旅に出発します。
悟空を子供化することで大幅なパワーダウンと瞬間移動が使えなくするなど制約をつけ、宇宙を舞台に初期のドラゴンボールのような冒険活劇が展開されます。
宇宙を巡る物語は26話のあたりで終わり、再び舞台を地球に戻し、悟空も太刀打ちできない強大な敵の出現により、悟空はさらに強力なスーパーサイヤ人4への変身を変貌を遂げます。

『ドラゴンボールGT』は原作者の鳥山明が全く関わっていないと思われている人も多いみたいですが、主要キャラのデザインやGTのロゴの作成などには関わっていたそうです。
GTというタイトルも鳥山明の提案だったそうで、「Grand Touring(グランド・ツーリング:壮大なる旅)」とか「Galaxy Touring(ギャラクシー・ツーリング:銀河の旅)」といった意味があったのだとか。
鳥山明が、原作にはなかった「ドラゴンボールで願いを叶えるたびにドラゴンボールの中に負のエネルギーが溜まっていく」とか、「スーパーサイヤ人4こそが本当の伝説のスーパーサイヤ人(『ドラゴンボールGT パーフェクトファイル』より)」などの設定の追加に、どのくらい原作者として関わっていたのかわかりませんが、放送終了後に20年ほどして、GTの世界より10年ほど前の世界を舞台にした新たなテレビアニメシリーズの『ドラゴンボール超』が放送開始となり、GTを正史として扱うのか、パラレルワールド的な作品として扱うのか、扱いに苦慮する作品となりました。
最終回では百年後の世界で悟空とベジータの子孫が戦うという展開が描かれ、続編が作れなくなったと一部のファンからは酷評され、なかったこと扱いにされることもあるアニメでもあります。
続編を描きたくなかった鳥山明の意向に反して大人の事情でアニメシリーズの続編として制作されたこともあり、「GT」は「ごめんなさい、鳥山先生」の略だなどとも揶揄されますが、最終話で神龍とともにどこかの世界に去っていく悟空が、仲間たちのところに立ち寄り、思い出とともに去っていく場面は、10年以上に渡るテレビアニメシリーズの終わりとして、秀逸な演出だったと思っています。



『ドラゴンボールGT』の初代エンディングテーマとして使用されたのが、DEENの『ひとりじゃない』でした。
1話から26話で使用され、その後もオーケストラバージョンが劇中で使用されました。
『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』では、アニソン歌手による、アニメソングらしい楽曲がオープニング・エンディングで使用されていましたが、『ドラゴンボールGT』では1話から最終話までオープニングで使用されたFIELD OF VIEWの『DAN DAN 心魅かれてく』を始め、WANDSやZARDなど1990年代から2000年代初めを彩ったJ-POPの歌手の曲が起用されました。
『ひとりじゃない』は1990年代に一大ブームとなったDEENの9枚目のシングルでした。
この曲が使用されていたころは、宇宙の星々を巡り、事件に巻き込まれ、そして星を後にしていく物語だったがから、エンディング曲で『ひとりじゃない』が流れるとひどく寂しさを感じ、それがすごく良かった記憶があります。


ひとりじゃない - DEEN(iTunes)


ひとりじゃない(DEEN The Best キセキ)(AmazonMP3)


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プロフィール

SHIN

Author:SHIN
鳥取県東部の田舎町在住の40歳。

この年齢になったせいか中高生の頃に聞いていたような古いアニメソングばかり聞いているような気がします。
若かりし頃、こんな曲もあったな――と古い記憶を呼び起こしながら書いております。
拙いブログですが、お付き合いいただければ幸いです。

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