Take The Wave……TVアニメ『ゴルゴ13』オープニング:Naifu
2008年4月から2009年3月にかけて、テレビ東京系列やBS11他で放送された『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)と、オープニングの『Take The Wave』のご紹介です。
原作は1968年から小学館『ビッグコミック』連載されているさいとう・たかおの同名漫画です。
単行本は200巻近くにもなる日本を代表する長寿漫画であり、2008年のアニメ化は、連載40周年を記念してのものでした。
超一流のスナイパーであり、暗殺者であるデューク東郷――通称・ゴルゴ13の活躍を描いた物語。
高額の報酬で暗殺の依頼を引き受ける暗殺者・ゴルゴ13。
その依頼主は国家機関だったりマフィアだったり。
暗殺の対象も、一国の要人から、マフィア、テロリスト、犯罪者――。
あるいは、単に狙撃の腕のみではなく語学や医学など、あらゆる知識を駆使して確実に暗殺を成功させるゴルゴ13自身が、暗殺される対象となる場合もあります。
ゴルゴ13という人間を狂言回しに、暗殺を依頼するに至ってしまった人間や、暗殺されることになってしまった人間、ゴルゴ13に不幸にも関わってしまった人間など、様々な人間模様が一話完結で描かれています。
ゴルゴ13の声を俳優の舘ひろしが演じたことでも話題になりましたが、この声が何だか合ってないような複雑な印象を受けました。
ゴルゴ13のセリフ自体が異様に少ないアニメなので、耳に馴染まなかっただけかもしれませんが、俳優の顔がすぐに思い浮かぶような配役なのでせっかくのハードボイルドな2枚目ボイスも、ゴルゴ13の顔よりも舘ひろしの顔がちらついてしまったのかなぁと思っています。
管理人自身は、ゴルゴ13は理髪店に置いてあるのをちょっと見た程度なので、原作の雰囲気とかはよくわかりませんが、東西の冷戦構造など現実の社会情勢を反映したような作品や実際の事件を題材にした作品も多かったのに、アニメ版ではそういった話は避けてアニメ化していたような気がします。
そういった意味では、少し世界をまたにかける暗殺者のスケール感は弱いアニメだったと感じています。
動きも少ないし、モブキャラは小悪党ばっかしだし、チープと言えばチープなアニメだったと思うのですが、不思議とついつい引き込まれてしまうアニメだったように思います。
『ゴルゴ13』のオープニング曲が、Naifuの『Take The Wave』でした。
ロックバンドのNaifuのメジャーデビュー曲です。
重さを感じるサウンドが格好良く、アニメによく合っていました。
サウンドの良さに気を取られますが、歌詞がとてもよく、悩みを抱えた若人やサラリーマンへの真摯な応援ソングと感じます。
ゴルゴ13に応援ソングは似合わないという考えもあるかもしれませんが、そういう意味ではゴルゴ13に似合う曲とは何なのでしょう。
Take The Wave - Naifu(iTunes)
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