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キボウノカケラ……劇場アニメ『きみの声をとどけたい』エンディング:NOW ON AIR





2017年8月に劇場公開された『きみの声をとどけたい』と、エンディングの『キボウノカケラ』のご紹介です。
マッドハウス制作のオリジナル長編アニメーションです。


第1回新世代声優発掘・育成企画の「キミコエプロジェクト」と連動しており、第一弾「キミコエ・オーディション」の合格者は、本作の中心キャストに抜擢されました。

神奈川県の海辺の町に暮らす女子高生の行合なぎさは、雨宿りに立ち寄った誰もいない喫茶店アクアマリンにミニFMステーションの設備があることを見つけます。
設備が生きているとは思わずDJの真似事をしてみたなぎさの声は電波に乗って、アクアマリンの所有者の娘の矢沢紫音の元に届いていました。
12年前、喫茶店兼ミニFMラジオ局「アクアマリン」の経営者でありDJだった矢沢朱音は、事故に遭い昏睡状態が続き、管理する者がいなくなった「アクアマリン」は廃業も同然の状態になっていました。
なぎさは、紫音にミニFMラジオの復活を提案し、幼なじみのかえでや雫も巻き込んで、放送を本格的にスタートします。
さらに、ラジオオタクの中原あやめと、音楽の専門学校に通う琵琶小路乙葉も加わり、より質の高い放送になっていきます。
実はなぎさは、口にした言葉には魂が宿る「コトダマ」の存在を信じており、実際、コトダマが人に影響を与える様を見ることが出来ました。
だから、この放送も、きっと朱音に届き、彼女が目を覚ますと信じていました。
しかし、アクアマリンの取り壊しの時が近付き、紫音も町を離れることになっていることが知らされます。
バラバラになりそうになるメンバーでしたが、なぎさたちは蛙口寺の境内で最後の放送をすることを決め、町の人たちも大勢集まって最後の放送に耳を傾けます。
引っ越しの車中にした紫音も放送を聞いており、ラジオから流れてくる一緒に練習した曲を泣きながら一緒に歌います。
彼女ら一人一人の……アクアマリンに関わった人たちの思いはコトダマとなり、大きな奇跡を呼び起こします。

90分と尺は短めでもっと掘り下げてほしいと思うところもありましたが、7人の女子高生の友情を中心に描いた無駄のないまとまりのいい作品です。
キャスティングの経緯から新人声優の売り出し企画のような感じがありましたが、清々しい余韻の残る、隠れた名作アニメです。



『きみの声をとどけたい』のエンディング曲が、NOW ON AIRの歌う『キボウノカケラ』でした。
NOW ON AIRは第一弾「キミコエ・オーディション」で3000人の応募者から選ばれ、アニメの主要キャストを演じた6人――飯野美紗子(浜須賀夕役)、片平美那(行合なぎさ役)、神戸光歩(中原あやめ役)、岩淵桃音(土橋雫役)、鈴木陽斗実(琵琶小路乙葉役)、田中有紀(龍ノ口かえで役)による声優ユニットです。
真っすぐな歌詞に純粋さを感じる歌声で、悩んだり迷ったり上手くいかなくてじれったい思いをしている高校生たちに、大丈夫だよと言っているような曲に感じます。


キボウノカケラ(AmazonMP3)




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プロフィール

SHIN

Author:SHIN
鳥取県東部の田舎町在住の40歳。

この年齢になったせいか中高生の頃に聞いていたような古いアニメソングばかり聞いているような気がします。
若かりし頃、こんな曲もあったな――と古い記憶を呼び起こしながら書いております。
拙いブログですが、お付き合いいただければ幸いです。

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