Ring of Fortune……TVアニメ『プラスティック・メモリーズ』オープニング:佐々木恵梨
2015年4月から6月に放送された『プラスティック・メモリーズ』と、オープニングの『Ring of Fortune』のご紹介です。
ゲームシナリオライターの林直孝によるオリジナル作品で、アニメーション制作は動画工房。
舞台となるのはアンドロイドが実用化されている近未来。
大学受験に失敗した水柿ツカサは、親のコネで世界的大企業「SAI社」に就職することになります。
「SAI社」は、「ギフティア」という人間の心を持つアンドロイドを製造・管理をしている企業でした。
ツカサは第1ターミナルサービスに配属されます。
そこは、「ギフティア」の寿命である81,920時間が来る寸前の「ギフティア」の回収を行う部署で、いわゆる窓際部署でした。
新入りが入ってくることを知らされていなかった第1ターミナルサービスは、第一線を退いて今はお茶汲みをしている「ギフティア」のアイラと急遽組むことに。
「ギフティア」の回収は、思い出を引き裂くこと。
だから「ギフティアのオーナーの心のケアも徹底する」というのが第1ターミナルサービスの方針で、そのせいで経費が掛かりすぎると本社からにらまれていましたが、それを始めたのはアイラでした。
回収業務は人間とギフティアのコンビで行います。
多くのギフティアとオーナーとの別れを目のあたりにしたツカサはこの仕事と真摯に向き合うようになります。
同時に、ツカサとアイラは互いにかけがえのない存在として、パートナーの域を超えた関係を築いていきます。
しかし、アイラに残された時間は後僅かでした。
1話を見たら大体最終話がどうなるか予想できるのですが、いい意味で予想を裏切られないアニメです。
そして、予想通りのエンディングに向かっていくのがとても切なく、ある意味救いも何もないような感じがして、悪い意味で裏切られてほしいという気さえ感じました。
もしも、自分の人生の時間があらかじめ決められていたとしたら――大切な人との出会い、そして別れの切なさを描いた優れたアニメでした。
『プラスティック・メモリーズ』のオープニング曲が、佐々木恵梨の歌う『Ring of Fortune』でした。
作詞が原作・脚本と同じ林直孝とあって、アニメの世界観がしっかりと投影され、アニメで伝えたいことを詰め込んだんだろうな、と感じる歌詞に、最終話で感じた喪失感を思い出し涙腺が緩みます。
Ring of Fortune - 佐々木恵梨(iTunes)
Ring of Fortune(Amazon MP3)
- 関連記事
-
- 荒廃地……TVアニメ『GOD EATER』エンディング:naomi
- 彼方……劇場アニメ『氷川丸ものがたり』主題歌:小田和正
- Ring of Fortune……TVアニメ『プラスティック・メモリーズ』オープニング:佐々木恵梨
- ちゃんと言わなきゃ愛さない……TVアニメ『ルパン三世 PART Ⅳ』エンディング:石川さゆり
- 嵐のあとで……劇場アニメ『台風のノルダ』主題歌:Galileo Galilei
- 僕たちはひとつの光……劇場アニメ『ラブライブ!The School Idol Movie』主題歌:μ's
- Secret Sky……TVアニメ『六花の勇者』エンディング:MICHI
- 今、話したい誰かがいる……劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』主題歌:乃木坂46
- THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜……TVアニメ『ワンパンマン』オープニング:JAM Project
- GATE〜それは暁のように〜……TVアニメ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』オープニング:岸田教団&THE明星ロケッツ
- Inner Urge……TVアニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』エンディング:上坂すみれ