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大好きな君に……TVアニメ『雪の女王 〜THE SNOW QUEEN〜』エンディング:小田和正



2005年5月から2006年2月までNHK総合で放送された『雪の女王 〜THE SNOW QUEEN〜』と、エンディングの『大好きな君に』のご紹介です。
アンデルセン童話の『雪の女王』を元にオリジナルの要素を加えて制作されました。


アンデルセンの生誕200年を記念して制作されました。

主人公は北の国に暮らす少女・ゲルダ。
彼女にはとても仲の良い幼馴染の少年・カイがいました。
そして遠く離れた地で氷の城に住む氷の女王。
ある時、氷の城にある大きな鏡が、何者かの意思によって破壊され、粉々になった破片は世界中に飛び散ります。
その中の小さな破片の1つがカイの目の中に入ってしまい、カイはその時を境に、とても冷たい少年に変貌してしまいます。
そんなこととは露知らず、カイの変化に驚くゲルダ。
砕けた鏡の破片を探していた氷の女王は、カイを見つけ、氷の城に連れていきます。
突如行方不明になったカイの行方を、懸命に探す大人たちでしたが、ついにもはや生きてはいないだろうと諦め、カイの葬式が執り行われます。
しかし、カイはどこかで生きていると信じているゲルダは、誰も相手にしない酔っ払いが、カイが夜空を走る白い馬車に連れて行かれるのを見たという言葉を信じ、カイを探す旅に出ることを決意します。
様々な人と出会い、辛いことや楽しみを共有し、そして別れ。
そんな旅の中で、ラギという吟遊詩人と旅を共にするようになります。
ラギは元軍人で、雪の女王とも因縁浅からぬものがありました。
そして、旅の果てにゲルダは雪の女王と出会い、氷の城の大鏡を割って、カイやゲルダに過酷な運命を背負わせた者がいることを知ります。

アンデルセンの『雪の女王』では、雪の女王は鏡の破片が目の中に入ったために物の見方を歪まされてしまったカイから見て完璧な美貌と知性を兼ね揃えた魅力的な女性に見えていたということなので、実物の真の姿はいかばかりか――という感じなのですが、『雪の女王 〜THE SNOW QUEEN〜』の雪の女王は美しく聡明で、一見冷淡に見えるものの本心は慈愛に満ちた女性として描かれています。
一見、オリジナルの要素は加えつつも大筋は原作をなぞっています。
結果、童話とはいえどこか理不尽さを感じる原作に対し、テレビアニメのほうは真逆の印象を受けたように感じます。
一期一会――出会いと別れの素晴らしさを感じる作品でした。



『雪の女王 〜THE SNOW QUEEN〜』のエンディング曲が、小田和正の歌う『大好きな君に』でした。
北海道シチューのCMソングでもあった曲だそうで、このアニメのために制作された曲ではなかったと思いますが、アニメの雰囲気のよく合った素敵な曲です。
儚さを感じるエンディングの映像と合わせて、カイを想うゲルダの心情によくマッチした曲でした。


大好きな君に - 小田 和正(iTunes)


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SHIN

Author:SHIN
鳥取県東部の田舎町在住の40歳。

この年齢になったせいか中高生の頃に聞いていたような古いアニメソングばかり聞いているような気がします。
若かりし頃、こんな曲もあったな――と古い記憶を呼び起こしながら書いております。
拙いブログですが、お付き合いいただければ幸いです。

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