　風吹いてる……TVアニメ『ストリートファイターⅡV』オープニング：黒田有紀　懐かしいのから新しいのまで　おすすめのアニソン一日一曲

風吹いてる……TVアニメ『ストリートファイターⅡV』オープニング：黒田有紀

1995年に日テレ系で放送された『ストリートファイターⅡV』とそのオープニング曲の『風吹いてる』をご紹介。
アーケードゲームとして登場し、スーパーファミコンへの移植され大ヒットとなった対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』およびその続編のアニメ化作品です。

この前年には劇場アニメの『ストリートファイターII MOVIE』が公開されました。
視聴率が取れず、29話で打ち切りとなりましたが、今では珍しくない、ゲーム原作のアニメ化作品の先駆けの作品の一つだったと思います。
キャラクターや年齢も色々変更が加えられ、最初はなんか違う、と思わないでもなかったですが、見ているうちにだんだん慣れてきました。

物語の始まりは南西諸島の中にある海宮内島で生活しているリュウのもとに、アメリカの友人ケンから連絡が届いたことから。
アメリカに来ないかという内容でした。
アメリカに飛んだリュウは、ケンと再会し、夜のバーに繰り出しますが、そこで空軍の猛者達と乱闘になります。
格闘で負けたことのない2人は、その場にいた軍人たちを一蹴しますが、新たに合流したガイルという軍人に叩きのめされ、世界にはまだまだ強い奴らがひしめいていることに気付いた2人は、強い相手を求めて世界を旅してまわることになります。

第1話から19話までのオープニング曲が黒田有紀さんが歌う『風吹いてる』でした。
作詞・作曲にあのCHAGE and ASKAの飛鳥涼が関わった曲で、当時も少し話題になったような気がします。
アップテンポ曲調の、アニメのストーリーによくマッチした曲でした。
エンディングで使われた『Cry』も、シングルCDにカップリング曲として収録されています。
こちらは、若い女性の失恋を歌った曲で、飛鳥さんはこっちの方がずっと気に入っているみたいなのですが、キャラクターの中に、曲の中で描かれている20歳くらいの女性というのがおらず――このアニメの中では春麗は15歳のガイドのアルバイトの女の子という役になっていました――アニソンとしては何だかなぁ、と思ったような記憶があります。