悲しみよこんにちは……TVアニメ『めぞん一刻』オープニング:斉藤由貴
1986年3月から1988年3月にかけてフジテレビ系列で放送された『めぞん一刻』と、オープニングの『悲しみよこんにちは』のご紹介です。
原作は、1980年代の恋愛漫画の金字塔として名高い高橋留美子の同名漫画です。
原作とアニメでは、ヒロインの性格や、放送時期に合わせたエピソードの変更などが行われたり、原作の掲載紙が青年誌だったため、時折出てきた性的表現やラブホテルに入る場面が修正されました。
放送時間が、平日の午後7時半という放送時間だったため、表現をマイルドにしなければならないならない部分もあったりと、まぁ、大人の事情は分かりますし、十分魅力的なアニメでした。
物語の舞台となるのは「時計坂」という町にある「一刻館」という古いアパート。
住人の五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子を中心に、2人のラブストーリーと個性豊かを通り越して非常識の塊のような住人たちが織り成すドタバタ劇です。
善良ではあっても優柔不断で流されやすく世渡り下手で要らぬ苦労を背負ってしまう青年、五代裕作。
「一刻館」の非常識な住人たちに、何度も引っ越しを考えるものの、管理人としてやって来た年上の女性、音無響子の存在が彼を「一刻館」にとどめていました。
音無響子は未亡人で、亡き夫への思いを断ち切れずいました。
そんな、不器用で生真面目で、それ故に近づくことが出来ない2人が織り成す恋愛模様が、高橋留美子らしいコミカルさを交えながら描かれています。
くっつきそうでくっつかない、微妙な距離感を保ちながら繰り広げられるストーリー。
そんなもどかしさが作品の魅力かもしれませんが、最初のうちはとにかく、後になるとちょっとイライラしてきた感じもします。
昭和という時代の、人間の繋がりの濃さのようなものを、感じさせてくれるアニメです。


『めぞん一刻』の初代オープニングが、斉藤由貴の歌う『悲しみよこんにちは』でした。
1話から37話まで(24話を除く)で使用され、斉藤由貴の代表曲で、1986年の紅白歌合戦でも披露されました。
響子の心情を感じられ、アニメの雰囲気や内容にもよく合った曲でした。
「悲しみを受け入れ、仲良くなってみせる」という、考え方ひとつで前向きになれるのだと感じられる曲です。
悲しみよこんにちは - 斉藤由貴(iTunes)


めぞん一刻 テーマソングベスト(CD)
放送時間が、平日の午後7時半という放送時間だったため、表現をマイルドにしなければならないならない部分もあったりと、まぁ、大人の事情は分かりますし、十分魅力的なアニメでした。
物語の舞台となるのは「時計坂」という町にある「一刻館」という古いアパート。
住人の五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子を中心に、2人のラブストーリーと個性豊かを通り越して非常識の塊のような住人たちが織り成すドタバタ劇です。
善良ではあっても優柔不断で流されやすく世渡り下手で要らぬ苦労を背負ってしまう青年、五代裕作。
「一刻館」の非常識な住人たちに、何度も引っ越しを考えるものの、管理人としてやって来た年上の女性、音無響子の存在が彼を「一刻館」にとどめていました。
音無響子は未亡人で、亡き夫への思いを断ち切れずいました。
そんな、不器用で生真面目で、それ故に近づくことが出来ない2人が織り成す恋愛模様が、高橋留美子らしいコミカルさを交えながら描かれています。
くっつきそうでくっつかない、微妙な距離感を保ちながら繰り広げられるストーリー。
そんなもどかしさが作品の魅力かもしれませんが、最初のうちはとにかく、後になるとちょっとイライラしてきた感じもします。
昭和という時代の、人間の繋がりの濃さのようなものを、感じさせてくれるアニメです。
『めぞん一刻』の初代オープニングが、斉藤由貴の歌う『悲しみよこんにちは』でした。
1話から37話まで(24話を除く)で使用され、斉藤由貴の代表曲で、1986年の紅白歌合戦でも披露されました。
響子の心情を感じられ、アニメの雰囲気や内容にもよく合った曲でした。
「悲しみを受け入れ、仲良くなってみせる」という、考え方ひとつで前向きになれるのだと感じられる曲です。
悲しみよこんにちは - 斉藤由貴(iTunes)
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