おじいさんへのおてがみ……TVアニメ『みかん絵日記』エンディング:TARAKO
1992年10月から1993年6月までTBS系列放送された『みかん絵日記』と、エンディングの『おじいさんへのおてがみ』のご紹介です。
原作は安孫子三和が『LaLa』に掲載していた日本の漫画です。
ひょんなことから小学5年生の草凪吐夢(くさなぎとむ)に拾われたオレンジ色の猫。
吐夢はその猫にみかんと名付けますが、実はみかんにはとんでもない秘密が……。
みかんは人間の言葉を理解するのみではなく、話すことも出来たのでした。
話すことが出来ることを人に知られ、化け猫扱いされた過去があったみかんは、そのことを秘密にしていましたが、酒好きという悪い癖があり、酔っ払って吐夢にばれてしまいます。
さらに吐夢の家族に、そのことがばれてしまいます。
あっさりとみかんを受け入れた草凪家の面々は、小学校の友人たちや、堅物の医師の稲垣先生らとともに、みかんたちが巻き起こす様々なもめごとに巻き込まれます。
猫なのに、喋ったり、お酒を飲んだり、ハーモニカを吹いたりと芸達者なみかんが巻き起こす――時には人間が巻き起こす事件にみかんが巻き込まれることも――基本ギャグテイストで描かれる物語。
ほのぼのした中に、ほろりとさせられる話も多くあり、人間にとっても猫たちにとっても、ささやかな日常の大切さを感じさせられます。
アニメのストーリーの途中でみかんは親になり、子育てに奮闘する話なども出てきます。
放送当時は小学生でしたが、大人になってから見た方が、良さがわかるアニメです。
『みかん絵日記』のエンディング曲は、みかんの声を演じたTARAKOの歌う『おじいさんへのおてがみ』でした。
吐夢の家に来る前に、亡くなった飼い主のおじいさんへの思いを綴った曲です。
今はとても幸せだけれど、あの頃のことを忘れてはいけない。
今がとても幸せだから、時々少し不安なる。
そんな心境にじーんとくる曲です。
おじいさんのおてがみ(CD)
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