翔べ! ガンダム……TVアニメ『機動戦士ガンダム』オープニング:池田鴻
1979年4月から1980年1月にかけて放送された『機動戦士ガンダム』と、オープニングの『翔べ! ガンダム』のご紹介です。
日本サンライズのオリジナル作品で、現在まで続くガンダムシリーズの第一弾です。
第1弾ということで、『初代ガンダム』とか『ファーストガンダム』などという呼ばれかたもする同作。
戦争を舞台にしたリアルな人間模様や政治的駆け引き、主人公のアムロ・レイをはじめとした仲間たちの成長を描いた、これまでのロボットアニメとは一線を画した作品となり、リアルロボットアニメと呼ばれる新ジャンルの先駆けとなりました。
地球連邦政府が宇宙空間のスペースコロニーへの棄民同然の移民を始めて半世紀。
地球から最も離れたコロニー群サイド3で独立に向けた動きがおこり、ジオン公国の発足が宣言されます。
ジオン公国は圧倒的不利な戦力ではあったものの、地球に多大な被害を与えます。
しかし戦争を終結させる決め手に欠き、地球側の抵抗も激しく、戦争は膠着状態に陥っていきました。
サイド7で暮らすアムロ・レイは軍の技官である父を持ち、科学の知識も深い少年でした。
しかし、サイド7にジオン公国のモビルスーツ(人型ロボット)・ザクが2機侵入し、サイド7は壊滅。
アムロは偶然手に入れた新型モビルスーツ・ガンダムのマニュアルを使ってガンダムを起動することに成功し、ザクと戦います。
ザクをはるかにしのぐ性能のガンダムは、なんとか2機のザクを破壊します。
避難するサイド7の住民たちを乗せた戦艦ホワイトベースでしたが、艦長は重体、クルーも戦闘員も大半が命を落とすという状況の中、やむを得ず新米士官のブライト・ノアが指揮を執り、アムロも引き続きガンダムに乗ることになってしまいます。
避難民の中から艦を動かし、迎撃のための兵器を扱える人員を集め、アマチュア集団でなんとかホワイトベースを駆りながら、地球を目指します。
そんなホワイトベースに立ちはだかるジオン公国軍の若き少佐、シャア・アズナブル。
幾多の戦場を経て、彼らは成長していきます。
1979年の放送当時は視聴率も振るわず、全52話の予定が全43話に短縮されてしまいましたが、打ち切りが決まった直後から人気が上昇し、放送終了後も再放送が繰り返されました。
後にテレビシリーズの総集編となった劇場版3部作も大ヒットを記録しました。
アニメ史に残した足跡は大きく、単純な勧善懲悪の物語から、その背後に複雑な世界観や、軍事や科学知識を織り交ぜたリアルなロボットアニメが数多く制作されるようになりました。



『機動戦士ガンダム』のオープニング曲が、池田鴻の歌う『翔ベ!ガンダム』でした。
格好良い曲ぞろいのいわゆるガンダムソングの一番最初に位置する曲。
この曲も――このアニメを見たのが成人過ぎてからだったのであんまり懐かしさは感じないですが、力の出てくる曲です。
しかし、作品世界が決して勧善懲悪の世界観ではなく人間ドラマに力を置いているのに、「怒りに燃える闘志」だとか「正義の怒り」だとかという言葉には、ガンダム以前のロボットアニメ的な悪のロボットと戦う正義のロボットという観点で曲が作られているような感じがして、少し違和感を感じます。
翔べ!ガンダム - 池田鴻(iTunes)


翔べ!ガンダム(AmazonMP3)
戦争を舞台にしたリアルな人間模様や政治的駆け引き、主人公のアムロ・レイをはじめとした仲間たちの成長を描いた、これまでのロボットアニメとは一線を画した作品となり、リアルロボットアニメと呼ばれる新ジャンルの先駆けとなりました。
地球連邦政府が宇宙空間のスペースコロニーへの棄民同然の移民を始めて半世紀。
地球から最も離れたコロニー群サイド3で独立に向けた動きがおこり、ジオン公国の発足が宣言されます。
ジオン公国は圧倒的不利な戦力ではあったものの、地球に多大な被害を与えます。
しかし戦争を終結させる決め手に欠き、地球側の抵抗も激しく、戦争は膠着状態に陥っていきました。
サイド7で暮らすアムロ・レイは軍の技官である父を持ち、科学の知識も深い少年でした。
しかし、サイド7にジオン公国のモビルスーツ(人型ロボット)・ザクが2機侵入し、サイド7は壊滅。
アムロは偶然手に入れた新型モビルスーツ・ガンダムのマニュアルを使ってガンダムを起動することに成功し、ザクと戦います。
ザクをはるかにしのぐ性能のガンダムは、なんとか2機のザクを破壊します。
避難するサイド7の住民たちを乗せた戦艦ホワイトベースでしたが、艦長は重体、クルーも戦闘員も大半が命を落とすという状況の中、やむを得ず新米士官のブライト・ノアが指揮を執り、アムロも引き続きガンダムに乗ることになってしまいます。
避難民の中から艦を動かし、迎撃のための兵器を扱える人員を集め、アマチュア集団でなんとかホワイトベースを駆りながら、地球を目指します。
そんなホワイトベースに立ちはだかるジオン公国軍の若き少佐、シャア・アズナブル。
幾多の戦場を経て、彼らは成長していきます。
1979年の放送当時は視聴率も振るわず、全52話の予定が全43話に短縮されてしまいましたが、打ち切りが決まった直後から人気が上昇し、放送終了後も再放送が繰り返されました。
後にテレビシリーズの総集編となった劇場版3部作も大ヒットを記録しました。
アニメ史に残した足跡は大きく、単純な勧善懲悪の物語から、その背後に複雑な世界観や、軍事や科学知識を織り交ぜたリアルなロボットアニメが数多く制作されるようになりました。
『機動戦士ガンダム』のオープニング曲が、池田鴻の歌う『翔ベ!ガンダム』でした。
格好良い曲ぞろいのいわゆるガンダムソングの一番最初に位置する曲。
この曲も――このアニメを見たのが成人過ぎてからだったのであんまり懐かしさは感じないですが、力の出てくる曲です。
しかし、作品世界が決して勧善懲悪の世界観ではなく人間ドラマに力を置いているのに、「怒りに燃える闘志」だとか「正義の怒り」だとかという言葉には、ガンダム以前のロボットアニメ的な悪のロボットと戦う正義のロボットという観点で曲が作られているような感じがして、少し違和感を感じます。
翔べ!ガンダム - 池田鴻(iTunes)
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