銀河鉄道999……劇場版『銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)』主題歌:ゴダイゴ
1979年8月に劇場公開された『銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)』と主題歌の『銀河鉄道999』のご紹介です。
1977年から1981年にかけて週刊少年キングで連載された、和製SFの代名詞の一つでもある松本零士作のSF漫画が原作です。
TVアニメの『銀河鉄道999』は1978年9月から1981年3月にかけて放送され、劇場版第1作は、その間に制作されたものでした。
興行収入は16億5000万円と、その年の邦画第一位を獲得した大ヒット作でした。
内容自体も各方面から高く評価され、アニメーションの地位向上に大きく貢献するとともに、1970年代後半から90年頃にかけての第二次アニメブームを代表する一作でもあります。
機械の体を求めて旅をする鉄郎が、謎の美女・メーテルとの旅の中で成長していく物語という部分は、劇場版でも踏襲しています。
しかし、TV版のおまけではなく、主人公の少年・鉄郎をTVアニメより5歳ほど年齢を引き上げて15歳くらいとしたり、これまでの山場の時系列を大胆に入れ替えるなど、差別化を図った作品となっています。
また、原作もTVアニメも進行中であったにもかかわらず、ヒロインであるメーテルの正体や、物語の終結までをしっかりと描いていた点も、特筆されるべきところで、当時としては画期的な手法だったとされます。
主題歌を歌っているのはゴダイゴ。
日本の音楽シーンに大きな足跡を残したバンド(過去形で書いていますが1985年に解散したのち、2006年に再結成して活動しています。)であり、ゴダイゴの1979年は、160枚を売り上げた『ガンダーラ』など立て続けにヒット曲を出し、そのキャリアを確固たるものにした年でした。
『銀河鉄道999』も120万枚の大ヒットを記録し、今でもゴダイゴの代表曲の一つとされています。
歌謡曲としても素晴らしい曲でしたが、アニメソングとしても素晴らしい曲でした。
ラストでメーテルと別れ、一人新たな旅立ちとなった鉄郎の姿に、『銀河鉄道999』の未来へ溢れる希望を歌った曲が重なるエンディングは、秀逸なものだったと思っています。
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