走れ自転車……劇場アニメ『老人Z』主題歌:小川美潮
1991年9月に劇場公開された『老人Z』と、主題歌の『走れ自転車』のご紹介です。
原作・大友克洋、キャラクター・江口寿史による、高齢化問題に鋭くメスを入れた(?)ブラックユーモア作品です。
看護学生の晴子がボランティアで介護をしていた高沢老人が、厚生省が発表した老人介護全自動ベット『Z-001号機』のモニターになることになりました。
お役御免になってしまった晴子ですが、見舞い先で見たチューブに繋がれ機械のベッドに閉じ込められた高沢の姿に愕然とします。
そんな折、学校のパソコンを埋めつくす「HARUKO」の文字を発見し、高沢のもとに向かった晴子。
その時、『Z-001号機』が暴走を始めます。
実は、『Z-001号機』は、全自動の介護用ベッドの姿を借りた軍事転用を想定した兵器でした。
しかし、開発者の想定を超えて暴走する兵器は、辺りの物を取り込みながら増殖していきます。
晴子は実習先の老人ハッカーたちの助力を得て、高沢を救うために奔走します。
「厚生省をなめんなよぉっ!」ばっかり記憶に残っているこの作品。
社会問題を提起しつつ、アニメらしいハチャメチャ大騒動あり、ブラックな笑いあり、ちょっとほろりあり、なんだかんだで手堅くまとまったこの作品。
大作というわけではないですが、なかなか秀逸な一本です。
『老人Z』の主題歌が、小川美潮が歌う『走れ自転車』でした。
全てが終わった余韻を残しつつ、軽やかに流れるこの曲が、なかなかいい感じでした。
走れ自転車 - 小川 美潮(iTunes)
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